人類永遠の悩み「人間関係」
人は常に社会の中で生きていて、言葉を使いコミュニケーションをとる生き物です。その中でいろんな人と出会い関わっていきますね。長い人生、人付き合いで深く悩むことも少なくありません。この記事では、「この人変わってる・・」の正体を紐解いていきます。
パーソナリティ障害
パーソナリティ障害とは、長期にわたって思考や感情、行動のパターンに偏りがあり、それが社会生活や人間関係に深刻な支障をきたす精神的な状態のことを指します。
パーソナリティ障害の特徴
✅思考、感情、対人関係、衝動コントロールに顕著な偏りがある
✅幼少期や思春期に始まり、成人期にかけて持続
✅本人は「自分がおかしい」と感じにくく周囲との摩擦が多い
パーソナリティ障害の種類
主な種類(DSM-5分類)
3つのクラスター(群)に分けられています。
クラスターA
妄想性パーソナリティ障害:他人の悪意を過剰に疑う
シゾイド型:他人との関係に関心がなく、感情が乏しい
統合失調型:奇妙な思考・信念・行動が見られる
クラスターB
反社会性:他人の権利を無視し、社会規範を破る
境界性(ボーダーライン):感情が不安定で、
演技性:注目を引こうとして過剰に感情表現する
自己愛性:自分を過大評価し、他者への共感が乏しい
クラスターC
回避性:拒絶を恐れて人との関わりを避ける
依存性:他人に過剰に依存し、自立が難しい
強迫性:完璧主義や秩序へのこだわりが強い
パーソナリティ障害は治る?
パーソナリティ障害は「完全に治る」というより「改善・安定させることができる」障害と考えられています。治療によって日常生活への支障が少なくなり、人間関係や感情のコントロールも良くなることが多いです。
主な治療方法
精神療法(カウンセリング):認知行動療法、弁証法的行動療法(
薬物療法:直接的にパーソナリティ障害を治す薬はありませんが、不安や抑うつ症状に対して補助的に用いられます。
周囲の理解と支援:家族や職場の人の理解も回復に大きく貢献します
今回紹介したパーソナリティ障害に近い要素はを誰でも持っています。ですが、時には本当に理解しがたい他人の行動ってありますよね。相手の考え方や行動があまりにも倫理的ではない場合、パーソナリティ障害が潜んでいるかもしれません。もし相手がパーソナリティ障害かもしれないと感じた時は、どのように対処したらよいのか付き合い方を学ぶのも自分を守るために大切だと思います。