【心を整える】ニュートラル思考

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私達セラピストは、お客様にいかに心地よく過ごして頂くか。ということを常に考え提供しています。自分が疲れていたり不安定な状態だと良いサービスなど提供できません。

そこで私が大切にしている一つに”ニュートラル思考”があります。

私達セラピストは、落ち込んでいるお客様や深い問題を抱えている方と接することも多いわけですが、そういった時にカラ元気に振舞ったり無理に励ますことで不協和音になることがあります。

かといって私が落ち込んで引きずるわけにもいきませんので(^^;

そんな時にはニュートラルな状態でいることで相手に一番安心感を与え心地よいコミュニケーションを築くことができます☺これは私生活においても有効で、心の疲れを軽減できる思考になります。

 




 

ニュートラルとは中立な状態のこと。良し悪しを判断しない。事実、ありのままの状態です。

例えば財布に5000円入っていたとします。

「5000円しか入っていない」これはネガティブ思考。

「5000円も入ってる」これはポジティブ思考。

「5000円入ってる」これがニュートラル。

ニュートラルな視点を持つと”余計な何か”まで考えることもないので気持ちの負担が少なくすみます。人は自分が見たいようにみる生き物ですので、勝手な思い込みで「きっとそうに違いない」となってしまうと視野が狭くなりますし、人間関係においてもトラブルが起こりやすくなります。

ニュートラル思考とは、自分自身どちらにも転ばず、相手次第でどちらにもいけること。柔軟な考え方ができるということです。

 

私たちはいつも気持ちよく心地よく暮らしたいと願い、不快な思いはしたくないと考えます。「今週は多忙で頑張り過ぎたから今日は自分にご褒美をあげよう」など、不快を快にシフトしようとしたりしますよね。快と不快は両極端なものなので、それに振り回されてばかりいると心が休まる暇がありません。

ネガティブからポジティブへひとっ飛びできるわけではありませんので、常にフラットでいることを心掛けることで、感情のふり幅は少なくすむのです。

 

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」・・何をするにも、いき過ぎになっているとそれがどんなに良いことでも、むしろ不足気味や不満足な状態と変わらない。

孔子が最高の徳として説いた教えで有名な言葉です。

そしてあの大谷翔平選手も、ニュートラル思考の持ち主のようです。座右の銘は「先入観は可能を不可能にする」その言葉の通り、思い込みに捕らわれず冷静な分析力を養い二刀流を実現させています。

このニュートラル思考は、特別なアスリートや成功者だけの話ではなく、私達も日々の暮らしに生かすことは十分に可能なのです。

 

とはいえ。”無”な人になるのは非常に難しく、それはそれで極端な話😂感情を楽しむのが人生の醍醐味でもありますから。ベースをフラットに、時には思いっきり泣いて笑って、ニュートラル思考を持ちつつ自分らしさも大切に、色んな感情を感じながら毎日を楽しめたらいいですね。

日々のストレスが積り積もったり、悲しいこと腹立たしいことなどでメンタルが疲弊した時には、ニュートラル思考、ぜひ思い出してみてくださいね☺




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